Pocket PCとモバイル端末でペーパレス、キャッシュレス、三井住友海上がフロント業務の完全電子化を実現

このページをDeliciousに追加 このページをはてなブックマークに追加 このページをYahoo!ブックマークに追加

Pocket PCとモバイル端末でペーパレス、キャッシュレス、三井住友海上がフロント業務の完全電子化を実現

■トピックスの内容

ここのところ伸び悩むパーソナル市場を尻目に、盛り上がりを見せているのが、PDAの特定業務利用だ。11月11日、三井住友海上火災保険株式会社が保険業界初となる、PDAによるフロント業務のペーパレス・キャッシュレス化を実現。完全な電子化を実現したと発表した。完全なペーパレス化を実現するのが、カシオのCASSIOPEIAをベースとしたPDA端末、そして、キャッシュレス化のための決済端末としては、野村総合研究所、松下電器産業、NTTデータと共同開発したものを利用するという。さらに契約端末である Pocket PCでは、手書きサイン入力による印鑑レス化を実現。ユーザー自身が Pocket PC画面で、手書き文字を入力することで印鑑の替わりとなるという。

今回導入されたシステムの名称は「モバイルMS1」。2005年1月より全国一斉に導入、5,000台の導入を目指しているという。このシステムの導入で、人件費約 5億円、物件費で 12億円。合計 17億円のコスト削減効果があるという。システムの導入費用としては、Pocket PCだけで約 5億円、システム全体では10億円〜20億円とみられるが、コスト対効果としては非常に高いシステム構築に成功したと言えそうだ。従来のシステム導入時には、どうしても業務側の整理が遅れて、システムと紙の二重管理になるなどコスト削減効果が薄まる傾向にあるが、三井住友海上火災では、トップダウンによる業務プロセス再構築の一環としてシステムを導入。最新の技術の導入と業務プロセスの改善の両方をバランスよく進めた結果、企業、社員、ユーザーの3社にとって共にメリットのある成功事例となった。

従来、特定業界向けの専用ターミナルはハードウエアスペックの割に、価格が 20万円〜30万円と高価。なかなか導入も進めづらかった。そこへ登場したのが Pocket PCなどの PDA。若干のカスタマイズを加えてあるため、個人向けに比べると提供価格は 8万円〜15万円と高価になるが、それでも導入されるケースによっては従来の専用ターミナルの半額程度。しかも、Pocket PC端末はどれも軽くて使いやすいモノが多いため利用する社員、契約社員にもメリットがありそうだ。


Pocket PCとモバイル端末でペーパレス、キャッシュレス、三井住友海上がフロント業務の完全電子化を実現


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3770d)